中禅寺湖畔にクローデルゆかりの場所を

約一週間前、日光の中禅寺湖畔でピクニックを実施しました。1921年から1926年の間、フランス大使として日本に滞在していた、ポール・クローデルはこの場所で多くの作品を執筆しています。

ピクニックにはクローデルを研究する学会やフランスを代表する企業の関係者が参加しました。

これは1909年からフランス政府が所有する別荘に、クローデルに関する展示スペースを設けようというプロジェクトを発表するのが目的の会合でした。質素ながらも美しいこの建物はクローデルの知的活動の場であり、この当時の外交官は3・4年に一度しか本国に帰国できなかったので、大半の大使館が別荘を有していました。改装の後に、現在横浜日仏学院で展開中の美しい写真展「日本におけるクローデル」を常設展示する予定です。なお、この写真展は今後、東京、京都、そしてパリの日本文化会館で開催されます。ポール・クローデルは最も日本文化を深く理解したフランスの知識人であり、その作品には大きな影響が見受けられます。彼は偉大な駐日大使でした。

ピクニックへの参加者はこのプロジェクトに関心を示し、近く実現に向けた組織委員会が設立されます。

駐日フランス大使
ベルナール・ド・モンフェラン