京都議定書とアジア太平洋地域の気候とクリーンな開発のためのパートナーシップ

増え続けるエネルギーの需要と、空気汚染、エネルギーの安全、温室効果ガス等の付随する問題を解決するためにアジアの大国が、オーストラリアやアメリカと共に、積極的に新技術を導入しようとするのは嬉しい限りです。

・今まで気候変動という現実を拒否していたアメリカが、英国で開催されたG8サミット後に、ようやく行動に移る決心をしたのです。

・このような活動への中国とインドの参加は不可欠です。将来の環境面での悲劇を避けるためには、この二カ国がエネルギーの効率を改善するのが何よりも優先課題です。

京都議定書を批准している日本と韓国の参加は、パートナシップそのものが気候変動対策として必要なイニシアティーブである事を示しています。それでもこのパートナーシップは京都議定書に代わるものではありません。今日、この問題はあまりにも重大で、京都議定書の中で徐々に実行されつつある、直接的かつ急を要する行動のように、取り決められた共同目標を達成するための手段を必要としています。


駐日フランス大使
ベルナール・ド・モンエラン